sign.png

今日の福音(2016年1月8日)

共にみ心のうちに

マタイによる福音書3章13~17節











クリスチャンは、罪を悔い改め、神と共に歩む新しい命のうちに生きるために、イエス・キリストのみ名によって、聖霊と水によって、洗礼を受けます。このイエス・キリストは、神の福音を宣べ伝えるはじめに、罪の悔い改めの洗礼を授けているヨハネのところへ来て、洗礼を受けました。イエスがヨハネから洗礼を受けることは、ヨハネの働きが神のみ心にかなうものであることを明示することであり、またイエス自らが罪人の立場にたち、人々の罪を背負うこの世での生き方を、はっきりと示すことでした。ヨハネははじめ、「あなたが、わたしのところへ来られたのですか。」と、イエスが自分のところへ来て洗礼を受けようとすることについて、躊躇し、拒みました。しかし、イエスの、「正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです。」という言葉の意味を悟り、受け入れ、ヨハネはイエスに洗礼を授けました。
本日の福音書の箇所には、イエスとヨハネの両者の姿が記されています。「正しいこと」「神のみ心にかなうこと」に序列や上下関係はありません。ヨハネがはじめに躊躇した言葉、「あなたが、わたしのところへ」という驚きの発言には、まさに、共に一つの「正しいこと」に向かいながらも、序列や上下関係を意識しての、戸惑いの思いが含まれていました。しかしイエスは、そのような序列や上下関係を全く転倒させます。そして、共に神のみ心のうちに歩んでいく同等性をつらぬき、どこまでも罪人の立場にたって、その罪を救おうとされるのです。