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今日の福音(2016年8月7日)

目を覚ましている幸い

ルカによる福音書12:32-40






 主人に仕える忠実な僕は、たとえ主人が夜遅く帰ってきても、目を覚ましていてすぐに戸を開けます。主人に仕える僕の、この忠実な正しい姿は、神に向かう私達の生き方にもたとえられます。
 主人の帰りが遅くても目を覚まして待っている僕は、主人との関係を、大切なしっかりとしたものとしています。主人が外出してから帰ってくるまでの、その留守の始めと終りを、主人がいなくても忠実に守り、僕は主人にしっかりと仕えているのです。だからこそ、その僕は、「待ち」「目を覚まし」「用意している」のです。
 私達は、始めから終りまで、神のみ手のうちにあります。「神はいない」「神とは関係ない」「神を問題にしない」という価値観や大きな風潮にあっても、何事においても始めから終りまで、神と共に、大切にしっかりと歩もうとする者は、「目を覚まして」いるのです。その幸いへ、イエスは私達を招いて下さるのです。