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今日の福音(2016年5月22日)

聖霊と共に「今」を生きる

ヨハネによる福音書16章12~15節












 本日は三位一体主日です。父なる神と、み子イエス・キリストと、聖霊は一体である、という三位一体を確認する主日です。本日朗読される福音書の箇所では、十字架の死を目前にしたイエスが弟子達に別れを告げるイエスの「告別の説教」が読まれます。ここでイエスは、後に「真理の霊」がイエスに代わって弟子達を教え、導くことになる、と語ります。そしてイエスは、「その方(真理の霊)はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。」(14~15節)と述べます。ここに、父なる神とみ子イエス・キリストと聖霊は、三位一体である、と明言するのです。
 主に招かれた者の共同体である教会、そして主に従う私たち一人一人は、み子イエスが父のみもとに帰った後、真理を明らかにし、真理に導く父と子と一体である「聖霊」と共に「今」を生きているのです。かつて神は律法をとおして人にいのちのみ言葉を与え、かつてイエスはいのちのみ言葉そのものとして人と共に生き、「今」聖霊によって私たちはいのちのみ言葉に生かされるのです。